(全て予約制となっております。 クリニックまでお問い合わせください。) |
・DPT-IPV四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオワクチン)ワクチン |
・DPT三種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風)ワクチン |
・DT二種混合(ジフテリア・破傷風)ワクチン |
・MR(麻疹・風疹混合)ワクチン |
・ポリオワクチン |
・日本脳炎 |
・水痘ワクチン(みずぼうそう) |
・小児用肺炎球菌ワクチン
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・ヒブワクチン
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・高齢者肺炎球菌ワクチン
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※その他のワクチンについては要応談となります。 |
お気軽に当クリニックまでご相談ください。 |
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DPT-IPV四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ
ワクチン)ワクチン
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ジフテリアとは?
ジフテリア菌の感染によっておこる病気です。飛沫感染をします。感染すると38度前後の高熱を出し、扁桃腺が赤く腫れます。灰色の偽膜(死んだ白血球、細菌などの物質から成る膜)を扁桃の近くなどに形成し、気道を狭めます。突然はがれて気道を完全にふさぐことがあり、子供の場合は呼吸ができなくなります。また、心筋に損傷を与える(心筋炎)ことがあり、ときには心不全を起こして死亡する場合があります。
百日せきとは?
百日せき菌の感染によっておこる病気です。飛沫感染をします。風邪のような初期症状ですが、次第にせきがひどくなり、連続してせき込むようになります。乳幼児はせきで呼吸ができず、チアノーゼ(くちびるが青くなる)が現れ、けいれんが起きることがあります。肺炎や脳症などの重い合併症を起こし、乳幼児では命を落とすこともあります。
破傷風とは?
破傷風菌がつくる毒素によって引き起こされる病気で、土壌などに分布している破傷風菌の芽胞が傷口などから体内へ侵入して感染します。この芽胞が体内で発芽・増殖して毒素をつくりだし、血液やリンパ液の流れにのって体内へ広がっていきます。潜伏期間は2〜25日程度で、毒素により脳・中枢神経系障害、末梢運動神経障害、脊髄・交換神経系障害などを起こし、致死率の非常に高い病気です。
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不活化ポリオワクチンとは?
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不活化ポリオワクチンは、不活化した(殺した)ウイルスからつくられています。免疫をつくるのに必要な成分を取り出して病原性を無くしてつくったものです。ウイルスとしての働きはないので、ポリオと同様の症状が出るという副反応はありません(ただし、発熱など、不活化ワクチンにも副反応はあります)。
不活化ポリオワクチンページはコチラ
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DPT-IPV四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオワクチン)ワクチンの接種時期
DPT-IPV四種混合 初回
生後3ヶ月〜90ヶ月(7歳6ヶ月)未満の間に、3週間〜8週間の間隔をあけて
3回接種します。
DPT-IPV四種混合 追加
生後3ヶ月〜90ヶ月(7歳6ヶ月)未満の間で、初回の3回目接種修了後、
1年から1年半間隔をあけて1回接種します。
DPT三種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風)ワクチンの接種時期
DPT1期 初回
生後3ヶ月〜90ヶ月(7歳6ヶ月)未満の間に3週間〜8週間の間隔をあけて3回接種します。
DPT1期 追加
生後3ヶ月〜90ヶ月(7歳6ヶ月)未満の間でDPT1期初回の3回目接種後、
1年から1年半間隔をあけて1回接種します。
DT二種混合(ジフテリア・破傷風)ワクチンの接種時期
11歳〜12歳間に1回接種します。
MR(麻疹・風疹混合)ワクチン
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麻疹(はしか)とは?
麻疹は麻疹ウイルスによって引き起こされる一般に小児期に多い急性の感染症です。 麻疹ウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。また、麻疹ウイルスは、ヒトからヒトへ感染すると言われています。
麻疹にかかると?
感染してから約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2〜3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
風疹とは?、風疹にかかると?
風疹ウイルスに感染してから14〜21日の潜伏期間の後,発熱ととものに全身に淡い発疹が出現し,通常3日程度で消失します。一般に「三日ばしか」と言われています。
先天性風疹症候群
妊娠初期の女性が風疹に罹患すると,出生児が先天性風疹症候群を発生することがあります。
妊娠2ケ月以内の女性が風疹にかかると,出生児は白内障,先天性の心臓病,難聴の2つ以上を持って生まれることが多く,妊娠3〜5ケ月に感染した場合でも難聴が多くみられます
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麻疹、風疹の予防接種
かつては小児のうちに麻疹に感染し、自然に免疫を獲得するのが通常でした。近年、大きな流行が少ないことから成人になるまでに麻疹に罹ったことがない場合や小児の時に予防接種をしたという場合でも、大人になって感染する例が目立ってきました。そのため、平成18年度より2回接種制度が導入されており、同時にMR(麻疹・風疹混合)ワクチンも採用されています。
MR(麻疹・風疹混合)ワクチンと単独(麻疹、風疹それぞれ)ワクチンの違い
一度麻疹もしくは風疹にかかるとそれぞれの抗体ができるため、混合ワクチンを接種する必要がありません。
麻疹既往者・・・風疹の単独ワクチン接種のみ、風疹既往者・・・麻疹の単独ワクチン接種のみとなります。
MR(麻疹・風疹混合)ワクチンの接種時期
MR 1期
生後12ヶ月(1歳)〜生後24ヶ月(2歳)の間に1回接種します。
MR 2期
小学校就学前の4月〜翌3月までの年長1年間が対象で、その間に
1回接種します。
ポリオワクチン
- ポリオとは?
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ポリオウイルスによる感染症で、急性脊髄灰白髄炎とよばれています。経口感染をします。初期症状は発熱・頭痛・吐き気・下痢など風邪と同じですが、ウイルスが脊髄の一部に入り込み、主に手や足に麻痺があらわれることがあり、1〜2歳の子どもがかかることが多かったので、以前は脊髄性小児麻痺(小児マヒ)とよばれていました。多くの場合はその麻痺が後遺症として一生残ってしまいます。
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不活化ポリオワクチンとは?
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不活化ポリオワクチンは、不活化した(殺した)ウイルスからつくられています。免疫をつくるのに必要な成分を取り出して病原性を無くしてつくったものです。ウイルスとしての働きはないので、ポリオと同様の症状が出るという副反応はありません(ただし、発熱など、不活化ワクチンにも副反応はあります)。
不活化ポリオワクチンページはコチラ
ポリオワクチンの接種時期
初回接種(3回):生後3か月から12か月に3回(20日以上の間隔をおく)。
追加接種(1回):初回接種から12か月から18か月後(最低6か月後)に1回。なお、この期間を過ぎた場合でも、90か月(7歳半)に至るまでの間であれば、接種ができます。
日本脳炎
日本脳炎とは?
日本脳炎ウイルスの感染によっておこる病気です。感染してもほとんどの人は症状がありませんが、意識障害、けいれんなどの脳炎の重い症状を生じ、死亡したり後遺症が残る場合があります。人から人への感染はありませんが、ブタなどの動物体内でウイルスが増殖したあと、その動物を刺したコガタアカイエカ(蚊の一種)などを媒介して人を刺すことによって感染します。
日本脳炎ワクチンの予防接種
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平成21年6月2日予防接種実施規則の改正により、新しい日本脳炎ワクチン(乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン)の接種が定期予防接種第1期で使用可能となりました。平成22年8月27日の通知により、新ワクチン(乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン)での定期予防接種第2期を開始しました。
日本脳炎ワクチンの接種時期
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第1期初回
生後6ヶ月以上90ヶ月未満(3歳を推奨)に6日〜28日の間隔で2回接種。
第1期追加 第1期初回2回目接種終了後、おおむね1年おいて(4歳を推奨)1回接種。
第2期 9歳以上13歳未満(9歳を推奨)に1回接種。
※経過措置
9歳以上13歳未満の方で予防接種推奨差し控えにより1期3回(初回2回と追加の1回)の接種が完了されていない、もしくは全く接種を受けていない方への経過措置が設けられています。
※詳しくはクリニックへご相談ください。
水痘(みずぼうそう)
- 水痘(みずぼうそう)とは?
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水痘帯状疱疹ウイルスによる伝染性の強い病気で、飛沫や接触により感染します。発疹・発熱が主症状ですが、(紅班→丘疹→水疱→濃疱→痂皮と)進展する発疹が特徴です。
5歳までに約80%の子供が発病すると言われています。
- 水痘ワクチンの緊急接種?
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水痘の患者に摂食した場合で72時間以内にワクチン接種をすると、約80%発病を防止もしくは発病した場合の症状を軽く済ませる事ができるとされています。
(但し、家族内で誰かが発病している場合などはすでに接触後72時間以上経過している可能性が大きくなります。)
- 水痘ワクチンの予防接種効果?
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予防効果としては90%程度で発症しない、もしくは発症した場合でも軽症とされています。
- 水痘ワクチンの接種時期は?
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初回接種(1回):生後12ヶ月から15ヶ月に至るまでに1回接種。
追加接種(1回):初回接種から6ヶ月から12ヶ月に至るまでに1回接種。
※経過措置
3歳以上5歳未満の方で、過去に1回も水痘ワクチンの接種を受けていない方への経過措置が設けられています。
※詳しくはクリニックへご相談ください。
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